Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ上で偽ブルースクリーン - 偽サポート窓口へ誘導する詐欺

ブラウザ上でブルースクリーンに見せかけた画面を表示し、マルウェアへ感染したと思い込ませて表示した番号へ電話をかけさせる詐欺サイトが確認された。

詐欺サイトを報告したインターネットイニシアティブ(IIJ)によれば、問題のサイトではWindowsのブルースクリーンに見せかけた画面を表示。マルウェアへ感染したように見せかけて危機感を煽り、「サポート窓口」を装って電話するよう騙す内容だった。

画面には、「感染ID」といった文言のほか、「重大なセキュリティの今日が検出されました」といった記載があった。「今日」は「脅威」のミス入力と見られる。

今回の詐欺サイトに関しては、表示した時点でマルウェアへの感染やシステム障害などは発生しておらず、タスクマネージャーからブラウザを終了するといった対応で問題ないという。

IIJによれば、類似の手口は以前から存在するが、最近は、WHOISで取得したユーザーのISP情報をポップアップ表示したり、「専門家」を名乗るなど巧妙化しているという。また誘導には、スパムやオンライン広告などを利用。サイトには失効後に再取得されたドメインが悪用されていた。

(Security NEXT - 2015/12/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
個情委、学校の個人情報事故に注意喚起 - 紛失が5割弱、ICT化の影響も
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
外部審査員がサポート詐欺被害、PC内に審査情報 - JARI-RB
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
教員がサポート詐欺被害、学生情報流出のおそれ - 山形大
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)