Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

認証情報が漏洩する脆弱性「Redirect to SMB」 - IEなど少なくとも31製品に影響

今回の脆弱性が悪用された場合、ユーザー名やドメインに加え、ハッシュ化したパスワードが取得されるおそれがある。パスワードは、サーバ上でハッシュ化されているものの、ブルートフォース攻撃により解析されるおそれがあるとCylanceは指摘している。

また同社の調査では、2015年中にリリースされる予定の「Windows 10」を含め、今回の脆弱性はさまざまな製品が影響を受けるとしており、2月27日の時点で、少なくとも31製品に影響があることを確認したという。

具体的には、Microsoftの「Microsoft Baseline Security Analyzer」「Internet Explorer」「Windows Media Player」「Excel 2010」のほか、「.NET Framework」のウェブブラウザコンポーネントなどに存在。

Adobe Systemsの「Adobe Reader」や、Appleの「QuickTime」「Apple Software Update」のほか、Symantecの「Norton Security Scan」、AVGやBitDefenderが提供する無料製品など、セキュリティ対策ソフトも影響を受ける。またBoxが提供する「Box Sync」といった製品も含まれるとしている。

(Security NEXT - 2015/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能