認証情報が漏洩する脆弱性「Redirect to SMB」 - IEなど少なくとも31製品に影響

Cylanceでは「Redirect to SMB」と名付けたという
「Windows NTLM」において、HTTP通信を悪意あるSMBサーバにリダイレクトさせることで、認証情報が漏洩するあらたな脆弱性が判明した。詳しい原因はわかっておらず、セキュリティ機関では緩和策などを案内している。
Windowsにおいて、HTTP通信を「file://」プロトコルにより、悪意あるSMBサーバへリダイレクトさせることで、ユーザー名や暗号化されたパスワードなど、認証情報が漏洩する脆弱性が判明したもの。
Cylanceが脆弱性を発見、脆弱性の影響を緩和するためにベンダーなどと6週間にわたる調整を実施した上で、カーネギーメロン大学のCERTが公表した。Cylanceでは「Redirect to SMB」と名付けたという。
Cylanceでは、多くのソフトウェア製品がアップデート機能などにHTTP通信を利用していることから、不正プロクシや公衆無線LANなどの中間者攻撃などにより、HTTP通信をSMBサーバへリダイレクトさせることで認証情報が漏洩するおそれがあると説明している。
(Security NEXT - 2015/04/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Zimbra」に複数の深刻な脆弱性 - 最新版へアップデートを
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に深刻な脆弱性
「MS Edge」がリリース - 独自含む脆弱性10件を解消
「Defense Platform HE」に複数脆弱性 - 最新版へ更新を
Cisco、セキュリティアドバイザリ8件を公表 - 脆弱性18件に対応
「IBM Security Verify Directory Server Container」に複数の脆弱性
米当局、「7-Zip」などの脆弱性に注意喚起 - 悪用カタログに5件追加
JetBrains、1月のアップデートで脆弱性10件を解消
Linuxカーネルの脆弱性に対する攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
「Android」に複数脆弱性を修正するアップデート - 一部で悪用の兆候