「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
オープンソースのマルウェア対策ソフトウェア「ClamAV」の開発チームは、現地時間4月17日にアップデートをリリースした。重要な修正が含まれるとして利用者に対応を呼びかけている。
「ClamAV 1.3.1」「同1.2.3」「同1.0.6」をリリースしたもの。今回のアップデートをクリティカルパッチリリースに位置づけており、CVEベースで1件の脆弱性を含む複数の修正を実施した。
「同1.3.1」では、HTMLファイルの解析処理でクラッシュし、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2024-20380」を解消している。
CVE番号を採番したCisco Systemsでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を「高(High)」とレーティングした。
同脆弱性は「同1.3.0」のみ影響を受けるが、「同1.2.3」「同1.0.6」についても複数のバグを修正したクリティカルパッチリリースとし、対応を求めている。
(Security NEXT - 2024/04/19 )
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