Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定

Palo Alto Networksのファイアウォール製品に搭載されている「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性が見つかった問題で、同社はアップデートをリリースした。旧バージョンに対しても同月15日以降、ホットフィクスを順次展開する予定だという。

同製品に搭載されているリモートアクセス機能「GlobalProtect」にコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-3400」が見つかったもの。「CVSSv4.0」のベーススコアは最高値となる「10.0」、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は現地時間4月12日にセキュリティアドバイザリを公開。アップデートの準備を進めていることを明らかにするとともに、脆弱性の悪用が確認されているとして、更新するまで緩和策などを講じるよう注意を呼びかけていた。

同社は、現地時間4月14日に同脆弱性を解消した「PAN-OS 11.1.2-h3」「同11.0.4-h1」「同10.2.9-h1」をリリース。

また今回明らかとなった脆弱性の影響を受ける「同11.1」「同11.0」「同10.2」の旧バージョンに対しても、ホットフィクスの準備を進めており、同月15日以降、順次提供することを明らかにした。

(Security NEXT - 2024/04/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
クラファン支援者向けの案内メールで誤送信 - レノファ山口
動画イベントのキャンペーン応募者情報を誤公開 - 皮膚科クリニック
高校情報共有ツールで個人情報が閲覧可能に、成績なども - 東京都
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
行政文書を紛失、書架移動の繰り返しで紛失か - 愛知労働局