ワコールへの不正アクセス、「改ざん」と「修復」を繰り返す - 再開は4月下旬
ワコールのウェブサイトが不正アクセスにより改ざんされた問題で、同社は「改ざん」と「修復」が繰り返し行われていたことを明らかにした。同社は今回の攻撃を受けて約1カ月にわたりウェブサイトを停止し、サイトの再構築を図るという。

不正アクセスを受け、1カ月にわたって全サイトを停止するワコール
一部サイトの改ざんが3月28日に判明したのを受け、同社では関連するすべてのサイトを停止して調査を実施しており、調査結果やサイト再開のスケジュールを公表したもの。
同社によれば、ワコールホームページにおいて、少なくとも3月10日21時過ぎから3月28日1時過ぎまでの間、改ざんと修復が繰り返し行われていたという。
ソフトウェアの脆弱性を悪用した攻撃で、改ざんされたページを閲覧した場合、外部サイトに誘導され不正プログラムがダウンロードされるおそれがあった。一方で顧客情報の流出は否定している。
改ざんが確認されたのは「http://www.wacoal.jp」のみだが、同社では安全を確保するとしてセキュリティを強化したサーバを再構築し、全サイトを移設する方針。
そのため同社グループ会社のサイトやブランドサイトの再開は4月下旬以降、通販サイトは4月末日と、1カ月にわたって全サイトを停止する。
また同社では利用者に対し、ウイルス感染の有無をチェックするよう重ねて呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/04/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出
岡山県が運営する複数サイトで改ざん - 一時復旧するも再び被害
予約サイトで個人情報流出の可能性 - 医学製薬関係者向け旅行会社
ランサム被害で学生の個人情報流出を確認 - 宮城学院
子会社サイトが改ざん被害、外部サイトに誘導 - 福岡ひびき信金
笹だんごの通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
サイトが改ざん被害、オンラインカジノへ誘導 - 東京外大
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
	
