Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ショートカットファイルを悪用する攻撃が発生中 - CDI福森氏が報告

日本国内の安全保障関係者に対し、マルウェアを送り付ける攻撃が発生している。ショートカットファイルの機能を悪用し、システムを奪取するという。

エフセキュアのブログでサイバーディフェンス研究所(CDI)の福森大喜氏が攻撃の手口を明らかにしたもの。同氏によれば、「取材依頼書」というファイル名のzipファイルがメールにより送り付ける攻撃が発生しているという。

問題のzipファイルのなかには、一見テキストファイルに対するショートカットに見えるウイルスが保存されているという。

プロパティを開いただけでは気が付きにくいが、リンク先が非常に長い文字列となっており、実際はコマンドプロンプトを実行するしくみだった。誤って開くと端末内部の情報が盗まれる可能性があるという。

同氏は、今回の攻撃は脆弱性に対する攻撃ではなく、ショートカットの仕様を悪用した攻撃であると説明。セキュリティ対策ソフトで検知できないケースも多いと危険性を指摘している。

またショートカットファイルは、実行ファイルと同等に危険であるとし、他人から提供されたショートカットをクリックしないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2018年度上半期の標的型攻撃相談155件 - 添付ファイル暗号化、PW別送の手口に注意
ログやマルウェアの無料調査ツール「FalconNest」 - ラック
アナリスト向けカンファレンス「JSAC 2019」の参加登録がスタート
定義ファイル非依存の標的型攻撃対策製品市場、前年比29.9%増 - 今後も高成長との予測
J-CSIP、3Qに標的型攻撃情報39件を共有 - 8月上旬に「iqyファイル」大量ばらまきも
2018年3Qはインシデント件数が減少 - ウェブ改ざんが3分の2近くに
Office数式エディタに対する脆弱性攻撃 - サンドボックス回避のおそれも
中国「APT10」による国内メディア狙った標的型攻撃 - 外交問題関連ファイルを偽装
顧客へのアクセス権限持つMSP、APT攻撃の標的に - 米政府が警鐘
38%の企業がセキュリティ投資を増額 - それでも65%は「不足」