Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ネット回線勧誘トラブル110番」に2日間で114件の相談 - 国民生活センター

国民生活センターは、通信サービスの契約に関するトラブル相談「ネット回線勧誘トラブル110番」を実施した。2日間で114件の相談が寄せられたという。

同センターでは、インターネット回線やモバイルデータ通信、スマートフォン、携帯電話などの通信サービスを「よくわからないまま契約してしまった」などトラブルや相談の件数が増加している現状を受け、電話相談を受け付けたもの。6月14日と15日の2日間で、114件の相談が寄せられた。

そのうち、ネット回線勧誘に関する相談は104件。その内訳は、インターネット回線に関する相談が50件と最多で、次いでプロバイダが29件、スマートフォンが14件、モバイルデータ通信が8件、携帯電話が3件。契約当事者は50歳代と60歳代が2割を超えて目立っているが、10代から90歳代まで幅広い年代から相談が寄せられた。

相談事例をみると「今後は固定回線が使えなくなる」との説明で必要ない回線を契約してしまったケースや、利用しているプロバイダの「プランを変更すれば安くなる」と言われ、遠隔操作でPCを設定してもらったところ、別の知らない会社と契約したこととなり、二重に料金が請求されたケースが報告されている。

こういった電気通信サービスは特定商取引法の適用除外。事業者によっては一定期間内の無償解約に応じる場合もあるが、法律に基づくクーリング・オフ規定は整備されていない。契約解除や返金などが困難な場合があり、同センターでは大きな課題として受け止めているという。

(Security NEXT - 2013/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

地域電子商品券「はばタンPay+」サイトで不具合、個人情報流出 - 兵庫県
買収予定関係者に個人情報含む用地実測図を誤送信 - 新潟県
業務用PCを紛失、賃借人の個人情報含む可能性 - コロンビア・ワークス
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
9月のフィッシング、報告が22万件超 - 悪用ブランド過去最多
政府、豪主導の「防御可能なアーキテクチャ」国際ガイダンスに署名
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性