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「罰金払え」と警察装う「ランサムウェア」の作者がドバイで御用 - 100万ユーロを荒稼ぎか

感染したパソコンを使用不能にし、復旧費用を要求するマルウェア「REVETON」を作成していた犯罪グループの主犯格が、スペイン当局によって逮捕された。

問題のマルウェア「REVETON」は、感染するとパソコンを利用できなくし、金銭を脅し取る「ランサムウェア」。今回逮捕されたグループの手口は、警察を装った画面を表示し、罰金と称してユーザーより金銭を騙し取るもので、約1年間の被害額は100万ユーロ、日本円で約1億2500万円にのぼると見られる。

同マルウェアについて調査し、欧州において犯人検挙に向けて各国当局へ情報提供など協力を進めてきたTrend Microによれば、スペイン当局が、ロシア出身の主犯格1名をドバイで拘束したという。

またマネーロンダリングに携わったメンバー10名も逮捕した。グループは騙し取った電子マネーをスペインで現金化し、ロシア在住のリーダーへ送金していた。

(Security NEXT - 2013/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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