Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「情報セキュリティ月間」の重点テーマ、スマホセキュリティと企業の情報漏洩対策

政府は、2月に「情報セキュリティ月間」を実施する。2013年は重点テーマとして、利用が拡大するスマートフォンのセキュリティ対策や企業における情報漏洩対策を掲げており、啓発活動を展開する。

政府では、情報通信技術の恩恵を受けながら安全に国民生活を実現するためには、国民における情報セキュリティへの関心を高め、問題へ対応していく必要があるとして、2月を「情報セキュリティ月間」と定め、普及啓発強化を行っている。

2013年の重点テーマはふたつ。個人に対しては、スマートフォンのセキュリティ対策として、アプリを信頼できるサイトから入手し、ウイルス対策を実施するよう呼びかける。一方企業に対しては、情報漏洩対策を働きかける。

さらに「情報セキュリティ対策3か条」 として「個人情報等の重要な情報の扱いは慎重に」「パソコンなどはつねに最新のセキュリティ状態に」「不審なサイトやメールにアクセスしない」を訴えていく。

関連イベントとして、2月1日に都内でキックオフシンポジウム「大切な情報をどう守るか - 情報セキュリティ最前線」を実施したり、啓発サイトでスマートフォンの特集ページを開設。Twitterの公式アカウント「@cas_nisc」やNISCのメールマガジンを情報発信に活用するほか、ポスターやステッカーの配布も行う。

また「情報セキュリティ月間」には、企業や団体によるセミナー、シンポジウム、勉強会といった関連イベントやインターネット安全教室なども多数開催が予定されている。

(Security NEXT - 2013/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催
クラウド利用増加で標的型攻撃が進化 - 「初期アクセス」獲得阻止が重要に
ネット偽情報対策の取り組みに関する意見を募集 - 総務省
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導
「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ
米政府、IvantiのVPN製品脆弱性を受けて緊急指令