Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブ経由で多重感染広がる一連のマルウェアが上位に - トレンド週間ランキング

トレンドマイクロは、10月15日から10月21日までに国内で感染および発見の報告を受けたウイルスの状況について取りまとめた。

今回首位となったのは、10月17日に発見された「TROJ_EXEBOT.SM」。感染するとレジストリキーを追加し、自身をIE起動時に自動実行するよう「Browser Helper Object」として登録する。

同トロイの木馬は、10月に入って確認されたウェブ経由で感染を広げる攻撃で感染するマルウェアのひとつ。PC内部に「lib.dll」というファイル名で保存される。

2位の「TROJ_DLOAD.SMAD」や3位の「TROJ_DLOAD.SMAB」、9位の「JAVA_AGENT.O」も一連の攻撃で感染するマルウェア。2位の「TROJ_DLOAD.SMAD」は「mstmp」として保存される。同社が検知したウイルスのランキングは以下のとおり。

国内のウイルス感染および発見報告数(2010年10月15日から2010年10月21日まで)

1位:TROJ_EXEBOT.SM
2位:TROJ_DLOAD.SMAD
3位:TROJ_DLOAD.SMAB
4位:JAVA_LOADER.HLL
5位:WORM_DOWNAD.AD
6位:MAL_OTORUN2
7位:TROJ_BREDLAB.TX
7位:TROJ_BREDO.CI
9位:JAVA_AGENT.O
9位:MAL_OTORUN1
9位:POSSIBLE_HIFRM-5
9位:TROJ_BREDO.TTT

(Security NEXT - 2010/10/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増