富士通研、透かしやマークで機密文書を検知する新技術
富士通研究所は、文書ファイルに含まれるマークや透かし文字から社外秘となる機密文書を検知できる技術を開発した。メールによる誤送信の防止や印刷の抑止などへ応用できるという。
今回同社が開発した技術では、文書ファイルを作成したアプリケーションに依存しないよう仮想的な印刷処理を実施。作成した印刷データ「EMF」を、テキストや描画されている図形、画像などの分離した上で解析し、画像データも含めて文字認識処理を行うことで、従来のテキストにくわえ、マークや透かし文字の認識に対応した。
同社は、9月14日から開催される電子情報通信学会ソサイエティ大会で成果を発表し、2011年度を目処に、メール添付ファイルの送信チェックや文書管理システムにおける文書ファイルの監視など実用化する計画。
(Security NEXT - 2010/09/07 )
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