Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

犯罪者やウイルスの標的となる「安易なパスワード」と「使い回し」

つまり、ユーザーがパスワードを使い回していれば、犯罪者がいずれかのサービスでパスワードを盗み出すことで、その情報をもとに別のサービスへも簡単にアクセスできることになる。そのため窃取の方法も次々とあたらしい手口が出現しており、フィッシング攻撃なども活発になっている。

さらにパスワードを危険にさらしているのが「SNS」の存在だ。公開している個人情報が、パスワードのヒントとして活用されるおそれがある。覚えやすいことを理由にプロフィール周辺の情報をパスワードへ流用していると、公開情報からパスワードが推測され、被害に遭ってしまう。

パスワードが狙う手法はなにもソーシャルエンジニアリングの手法だけとは限らない。ウイルスも脆弱なパスワードを攻撃する。

パスワードを狙う攻撃としては、PC内部のデータに保存されているデータを取得するケースもあれば、総当たり攻撃などで取得するケースなど攻撃もさまざまだが、感染拡大から個人情報の入手、データ破壊、踏み台とあらゆる被害をもたらす。

(Security NEXT - 2010/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
高校生徒の写真データ含む私物スマホを紛失 - 大阪府
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大