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年明け以降3週間弱で「Gumblar」被害は729件 - 12月の336件から急増

12月に「不正改ざんサイト」と検知された607件で、そのうち336件が「Gumblar」感染サイトだった。急拡大した10月から落ち着きを見せてきていたが、年明け以降、再び急激な感染サイトの増加が観測されている。

同社が1月1日から19日までに「不正改ざんサイト」として検知した1085件のうち、67.2%を占める729件が「Gumblar」の被害サイトで、こうしたサイトの93.4%は企業のウェブサイトだという。

また、ハイチ大地震の情報提供サイトを装って偽セキュリティソフトを配布するサイトが確認された。ハイチ大地震について検索し、表示されたリンクをクリックすると、「ウイルスが検出された」という嘘の情報を表示して偽セキュリティソフトのインストールを求めてくるという。

同社が確認したのは英語のウェブサイトだったが、今後は日本語サイトが出現する可能性もあるとして、検索結果にアクセスする際には注意するよう求めている。

(Security NEXT - 2010/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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