Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「Opera」にアクセス履歴が流出する脆弱性

ブラウザ「Opera」のCookie処理に不具合があり、アクセス履歴が漏洩する脆弱性が含まれていることがわかった。

情報処理推進機構(IPA)やJPCERTコーディネーションセンターが運営する脆弱性情報のポータル「JVN」によれば、「Opera 9.64」を含む以前のバージョンにおいて、アクセスしているサイトのCookieのみ許可する設定を行った場合、第三者よりアクセス履歴を追跡される可能性があるという。

最新版へバージョンアップすることにより脆弱性を回避できる。今回の脆弱性は、つくばセキュアネットワークリサーチの坂元英紀氏が脆弱性をIPAへ報告、JPCERT/CCが調整を行った。

OperaにおけるサードパーティCookieの取り扱いに関する問題
http://jvn.jp/jp/JVN39157969/

JVN
http://jvn.jp/

(Security NEXT - 2009/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消