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ボットに感染し、サイバー犯罪組織に悪用されるいわゆる「ゾンビPC」の多くは、ヨーロッパに存在していることが、G DATA Softwareの調査により判明した。
同社によれば、悪用されるゾンビPCの台数は、1日あたり平均35万台で、ピーク時には平常時の倍にあたる70万台以上が利用されているという。ゾンビPCは、スパムの送信やDoS攻撃のほか、マルウェアを配信する不正サイトの構築などに利用されている。
ゾンビPCが多かったのはドイツとイタリアで、いずれも全体の10%を占めてトップ。ポーランドやスペインもトップ10にランクインするなどヨーロッパ勢の動きが目立っている。高速なDSL回線が多く導入されており、高性能のPCが流通している一方、無防備なPCが多いことから、ボットネットの形成に狙われていると同社では分析している。
2位以下はブラジルとトルコが8%で続いた。米国とロシアは、いずれも5%で7位。またアジア全体で17%に達し、中国が6%で5位、インドが4%で10位に入ったが、日本は0.1%以下と少なく10位圏外だった。
ボットネットは、サイバー犯罪を支える重要インフラとなっており、ボットネット運営者の売上げは、同社の試算によると年間1500億円にのぼるという。バックドアを仕掛けられるケースも多く、2006年から2007年にかけて、新種のバックドアは約5倍に増加した。
G DATA Software
http://www.gdata.co.jp/
(Security NEXT - 2008/04/24更新)