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料金返還詐欺が半自動化 - NTT東が不審電話に注意呼びかけ

NTT東日本は、料金返還を装った詐欺で、機械による音声アナウンスを活用する新しい手口が発生しているとして注意を呼びかけている。

税金や国民健康保険、公共料金などの返還を装い、利用者をATMに呼び出し、金銭を振り込ませる詐欺が多発しており、NTT東を偽装したケースも2007年2月ごろより発生しているが、今回あらたに半自動化した手口が発生しているという。

同社の問い合わせ窓口に報告されたケースでは、電話で同社をかたり「料金の返還するが、本日が締め切り日」という自動アナウンスが流れるもので、指示に従いプッシュボタンを操作すると、男性が電話に出て、ATMへ行くよう促されるという。

すでに10月31日ごろ11月1日にかけて東北地方を中心に約50件の未遂が発生。実被害は発生していないという。

NTT東では、料金を返還する場合、次回以降の電話料金を減算したり、指定口座への振り込み、窓口や現金書留などを利用し、ATMの操作を求めることはないとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2007/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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