Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

静岡社会保険事務局、個人情報の紛失や誤送付事故を公表

静岡社会保険事務局は、県内社会保険事務所で発生した個人情報の紛失や保険料納付書の誤送付を公表した。

三島社会保険事務所では、3月15日に職員が被保険者318名の氏名、基礎年金番号、訪問結果などが記載されたノートを紛失。保険料の納付督励のため未納者宅を訪問していた際、ノートを入れていた原付自転車の荷箱が振動ではずれてなくしたという。ノートは警察に届けられていたが、ページの一部は脱落しており未回収となっている。

また同事務所では、社会保険庁の業務監察により国民年金の保険料免除申請書や学生納付特例申請書の申請者氏名が、誤って保護者や配偶者などの氏名のまま手続きされているケースが判明。同事務所では31件の手続きミスがあったほか、県内の事務所でも3件のミスが明らかになったという。

一方清水社会保険事務所では、2005年12月19日に国民年金保険料納付書の再発行を依頼した被保険者に対し、誤って別人の納付書を送付していた。再発行を受けた被保険者は、別人の納付書であることに気付かずに保険料を納めていた。

同事務局では、該当する被保険者に対し説明と謝罪をした。また、各事務所長に対し、個人情報の管理徹底を職員に指導するよう指示している。

(Security NEXT - 2007/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

子ども預かり支援サイトで設定ミス、非公開の氏名が閲覧可能に - 横浜市
ランサム被害のイズミ、侵入経路はVPN - システムは概ね復旧
保険料算出に「AWS Security Hub」の評価を活用 - 東京海上日動
Veeamのサービスプロバイダ向け管理製品に深刻な脆弱性
高額療養費支給申請書を紛失、ゴミと取り違えられた可能性 - 川崎市
アルバイトが業務上知り得た個人情報を漏洩 - 河合塾進学研究社
グリコ、冷蔵食品の出荷再開を延期 - 約150億円の売上減を予想
GitLab、アップデートで脆弱性11件を修正
マイクロサービスを構築するフレームワーク「Spin」に脆弱性
高校で生徒の進路希望先を記載した一覧表を紛失 - 三重県