Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マカフィーが2007年の脅威トップ10を発表 - 「一般ユーザーの回避がますます難しくなる」

マカフィーは、同社研究機関McAfee Avert Labsが予測した2007年の脅威を発表した。

同機関が上げた10種類の脅威は、オンラインサービスにおけるフィッシングサイトの増加をはじめ、画像を利用したスパムの増加、MPEGファイルを利用した不正コードの配布、携帯電話に対する攻撃の増加、アドウェアの増加、個人情報盗難やデータの盗難および紛失、ボットを利用した攻撃の増加、既存ファイルを改変するウイルスなどの復活、ルートキットの増加、ブラックマーケットによる脆弱性の取り引きなど。

同機関の製品開発担当シニアバイスプレジデントであるJeff Green氏は、「高度な技法が増加し、一般ユーザーがマルウェアの感染を認識したり、回避したりすることがますます難しくなる」とコメントしている。

動画共有サイトなどが注目を浴びる一方、MPEGを利用した攻撃や、携帯電話の高機能化を狙った攻撃など、市場の状況を反映したものとなっている。いずれも営利目的のものが大半を占めており、同社は犯罪組織が関係しているのは明白であるとして注意を促している。

(Security NEXT - 2006/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Airflow」に脆弱性 - 接続情報が漏洩するおそれ
ネットバンク不正送金被害が大幅減 - 平均被害額は高水準
フィッシング報告約19万件 - URLは前月比1割減
先週注目された記事(2025年9月21日〜2025年9月27日)
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
学生個人情報をスケジュール管理ソフトで教員間に誤共有 - 中京大
タイ子会社でサーバや端末がランサム被害 - ダイヤHD
区民センターのコンサート案内メールで誤送信 - 港区