Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

三菱電機、未知のワームを検知する新技術を開発

三菱電機は、ワームの攻撃を検知するセキュリティー攻撃予兆分析技術「DynamicSVD」を開発、4月から三菱電機情報ネットワークと実用化試験を開始した。

今回開発された技術は、攻撃による被害の予兆を検知するアルゴリズム「DynamicSVD」。同社のデータマイニング技術をベースに開発されており、監視するネットワーク上で未知のワームによる攻撃が発生した場合も、通信状況などから被害をリアルタイムに予測できる。

同技術では、複数のパラメータから監視し、特徴から不正なアクセスを判断するため、正常なアクセス数が増加しても影響を及ぼさず、同社の試験によれば、ワームの検知までの時間を従来のシステムと比較し約3分の1程度に短縮することができたとしている。

同社では2007年3月に試験を終了し、翌4月からセキュリティ監視サービスの運用を開始する見込み。また、同技術を応用したIDSやファイアウォールなどの開発を進める。

(Security NEXT - 2006/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
能登半島地震被災地域の登録セキスペ、登録更新申請期限迫る
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
グリコでシステム障害、冷蔵食品を出荷停止 - 再開は5月中旬予定
2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性