Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

まん延する「Netsky」、検出数の約8割 - IPA

情報処理推進機構は、9月のウイルスや不正アクセスの届け出状況を公表した。

ウイルスは、8月より4.2%ほど減少し、約323万個の検出を記録し、4723件の届け出があった。「Netsky」が総検出数の約8割を占め、「Mytob」があとに続いた。総検出数の減少は、これらウイルスの減少が影響したためだとしている。

同機構では、大量に見つかっている「Netsky」やPCを乗っ取り、スパムの踏み台などに利用されるボットが広がっているとして注意を促している。

一方、不正アクセスの届け出は31件で、約半数にあたる16件で被害が発生した。被害としては、侵入が8件ともっとも多く、ワーム、DoS攻撃、アドレス詐称がそれぞれ2件だった。また、相談件数も30件が寄せられ、16件で被害が発生している。

(Security NEXT - 2005/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

県営住宅入居者の個人情報含む書類、強風で飛散 - 愛知県
個人情報含む道路占用届書をメール誤送信 - 国交省
フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
MS 365アカウントに不正アクセス、個人情報流出の可能性 - セガ子会社
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生