Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JAL、旅程やクレジットカード番号が含まれる航空券を紛失

日本航空は、同社顧客の航空券を紛失し、氏名やクレジットカード番号、旅程など流出した可能性があると発表した。

紛失した航空券は、4月23日アムステルダム発成田着のJAL412便320枚をはじめ、JAL5321便、JAL5323便、JAL959便、JAL761便、JAL053便など、合計369枚(355人分)。

搭乗者名のほか、搭乗便名、搭乗日、搭乗区間、搭乗クラス、発券日、発券場所、全体の旅程、運賃種別、運賃、予約番号、支払手段など個人情報が含まれる。また、クレジットカードで支払った場合、一部ではカード番号の記載があるという。

アムステルダムの同社スタッフが、航空券を同社本社へ搬送するため、手続きしたが現在も未着だという。航空券搬送に関わったスタッフへの調査、スキポール空港や成田空港での捜索、航空機や貨物コンテナがその後に使用された他空港での捜索などを行ったが発見されていない。

同社では、該当する顧客に対し、直接、あるいは旅行代理店経由で、事実関係を報告し、謝罪する予定。また、クレジットカード会社各社へ事実関係を報告し、対処する。

今後同社では再発防止策として、社用文書送達に関する社内規定遵守の再徹底や、本社での受け取り確認のチェック強化などを実施する。また、5月29日より、航空券上のクレジットカードデータの一部分をマスキングするという。

(Security NEXT - 2005/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局