Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ヤマハ製の一部ネットワーク機器、管理者間の攻撃が可能となる脆弱性

ヤマハが提供するVoIPルータやファイアウォールなど一部ネットワーク機器に脆弱性が含まれていることが判明した。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同社が提供する「RT57i」「RT58i」「NVR500」「RTX810」「FWX120」において、スクリプトインジェクションの脆弱性「CVE-2018-0665」「CVE-2018-0666」が明らかとなったもの。

脆弱性の悪用には管理者権限が必要で、同脆弱性を悪用することで他管理者が管理画面にアクセスした際、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行することが可能だという。

今回の問題を受けてヤマハでは、脆弱性を修正したファームウェアを用意。あわせてウェブサーバ機能の無効化や、GUI設定画面へのアクセス制限など、緩和策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2018/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性
バックアップ管理ツール「Commvault Command Center」に深刻な脆弱性