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ヤマハ製の一部ネットワーク機器、管理者間の攻撃が可能となる脆弱性

ヤマハが提供するVoIPルータやファイアウォールなど一部ネットワーク機器に脆弱性が含まれていることが判明した。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同社が提供する「RT57i」「RT58i」「NVR500」「RTX810」「FWX120」において、スクリプトインジェクションの脆弱性「CVE-2018-0665」「CVE-2018-0666」が明らかとなったもの。

脆弱性の悪用には管理者権限が必要で、同脆弱性を悪用することで他管理者が管理画面にアクセスした際、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行することが可能だという。

今回の問題を受けてヤマハでは、脆弱性を修正したファームウェアを用意。あわせてウェブサーバ機能の無効化や、GUI設定画面へのアクセス制限など、緩和策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2018/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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