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1割超の企業が過去1年間に内部不正の情報漏洩を認知 - DDoS攻撃も1割弱

過去1年間に、内部不正による個人情報の漏洩や逸失を認知している企業が1割を超えることがわかった。

日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)とITRが、1月17日から29日にかけて、ウェブアンケート形式で調査を実施し、結果を取りまとめたもの。従業員50人以上の国内企業に勤務し、IT戦略の策定または情報セキュリティ施策に関わる役職者を対象に実施。693社が回答した。

同調査によると、過去1年間にインシデントを経験していないとする企業は29.6%と3割に届かなかった。ただし、これらに関してもインシデントを認知していないだけの可能性もある。

一方、インシデントを認知したとする企業において、インシデントの内容を見ると、「社内パソコンのマルウェア感染」が27.3%でもっとも多い。

次いで「スマートフォン、携帯電話、タブレットの紛失、盗難」が20.8%、「人為ミスによる個人情報の漏洩、逸失」が17.3%、「USBメモリ、記録媒体の紛失、盗難」が16.9%で続く。

(Security NEXT - 2018/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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