不正アクセスで認定医情報が流出か - 日本がん治療認定医機構
日本がん治療認定医機構は、委託先が運営するシステムが不正アクセスを受け、システムに登録しているがん認定医のメールアドレスとパスワードが流出した可能性があることを明らかにした。

日本がん治療認定医機構のウェブサイト
同機構によれば、がん治療認定医の「変更届システム」と「認定医名簿」に対し、複数回にわたる不正アクセスを確認したもの。
2月22日に認定医の所属先から情報流出の可能性について指摘があり、問題が判明した。
調査を行ったところ、システムの脆弱性を突く不正アクセスの痕跡がログに残存。詳細については調査中としているが、「SQLインジェクション」によるものと見られている。
今回の不正アクセスにより、2007年10月10日から2018年2月22日にかけて、同システムに情報を登録または変更した認定医最大2万1563人のメールアドレスとパスワードが外部に流出した可能性がある。そのほかの個人情報について流出は確認されておらず、サーバ内に個人情報以外の機密情報も保存されていなかったとしている。
同機構では、不正アクセスを受けたシステムを閉鎖。登録されたパスワードを消去した。情報流出の可能性がある関係者には、個別にメールで連絡するとしている。
(Security NEXT - 2018/04/04 )
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