Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「電力需給ひっ迫」との緊急速報メール、約200万件超へ誤送信

経済産業省は、電力不足を通知する緊急速報の通知メールを誤って送信したことを明らかにした。

同省では電力供給不足が生じた際の緊急対策として、携帯電話利用者へ節電をメールで呼びかけるシステムを構築しているが、実際に電力不足が発生していないにも関わらず、資源エネルギー庁のミスにより、誤って緊急速報の「エリアメール」を誤送信した。

同庁では、事前連絡の上で一部にテストメールを送信する訓練を毎年実施していたが、その際にミスが発生。8月9日9時半過ぎ、北海道のNTTドコモ利用者のメールアドレス宛に「(テスト:緊急)電力需給ひっ迫」との内容で送信した。ミスが判明し、同庁では送信から約40分後に対象者へ訂正と謝罪のメールを再度送信している。

誤送信の対象となった宛先の件数について、同省では当初約84万件としていたが、NTTドコモが実施した再調査により、少なくとも約200万件の端末宛に送信されたことが判明、訂正している。

(Security NEXT - 2017/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メアド記載のメールを複数団体に送信、メール再利用で - 佐賀県
県立自然の家のイベント申込者宛てメールで誤送信 - 栃木県
案内メール誤送信で顧客のメアド流出 - 東京サマーランド
事業の実践報告会参加者宛てメールで誤送信 - 大阪府
案内メール誤送信で事業所担当者のメアド流出 - 協会けんぽ
メールアドレスでスペルミス、異なる宛先に誤送信 - JA福岡信連
通勤中にUSBメモリ紛失、その後回収 - 新潟県工業技術総合研究所
通知メール誤送信で応募者のメアド流出 - 東京・春・音楽祭
顧客1671人に送信したアンケートメールで誤送信 - 近鉄
FAX送信先の確認に使用した医療機関リストを誤送信 - 大阪府