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IT実装コンサルやログ監視など組織内部のセキュリティを高める新サービス - ラック

ラックは、組織内部のセキュリティ対策を支援するサービス「IT実装コンサルティングサービス」「ログ統合管理システム導入・運用サービス」「アプリケーションセキュリティ実装サービス」の提供を開始した。

「IT実装コンサルティングサービス」は、企業の特性を踏まえた上で、情報セキュリティを包括的にプランニングするサービス。ロードマップの策定からシステムの設計、構築、運用までワンストップで提供する。必要があれば同社が中立的なベンダーとしての立場から機器の選定なども行う。

また、「ログ統合管理システム構築・運用サービス」では、サーバやファイアウォールなど各種ログを集中管理するサービス。同社のセキュリティ監視センター「JSOC」において、1日あたり2億件のログを収集、分析しているノウハウを活かし、顧客のログを一元的に管理する。

「アプリケーションセキュリティ実装サービス」は、ウェブアプリケーションの設計や開発、検証、運用のソフトウェア開発のライフサイクルに対してワンストップサービスを提供するもの。セキュリティ要件を盛り込んだアプリケーション開発のガイドラインの策定から、機能面、ソースコードレベルの脆弱性チェックなど実施する。

製品発表会において、ラック執行役員の内田昌宏氏は、これらサービスの特徴として、既存のシステムやフレームワークを単に提供するのではなく、顧客それぞれの現状を把握、分析した上でサービスを提供することを強調。「IT実装コンサルティングサービス」であれば、単に計画を策定するだけでなく、具体的に導入、運用し、数値化された対策有効性評価を報告まで実施する。

一方ログ収集については、半数の組織において事故発生時まで活用されていない現状を同氏は指摘。「ログ統合管理システム構築・運用サービス」では、単にサービスを導入するのでなく、顧客の要件定義をしっかりと把握した上で、危険の予兆を早期発見し、システム改善につながるサービスを提供したいとサービスの特徴をアピールした。

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「絵に描いたもちではなく、実際に運用が行えるサービスを目指す」(内田氏)

(Security NEXT - 2008/06/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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