月例パッチ起因の「Outlook」不具合、緊急修正プログラム適用でクラッシュのおそれ
マイクロソフトが6月に公開した月例セキュリティ更新の適用後、「Outlook」において不具合が発生している問題で、同問題を解決するために緊急で公開された修正プログラムにも、一部環境でクラッシュする不具合が存在することがわかった。
最初に発生した不具合は、米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」である6月13日に同社が公開したセキュリティ更新プログラム「KB3191898」「KB3203467」を適用した「同2007」「同2010」において、リッチテキスト形式の添付ファイルを処理できない現象が発生したもの。
同問題の解消に向け、同社では6月27日、「Outlook 2010」向けに緊急の修正プログラムをリリースしたが、32ビット版において同プログラム「KB3015545」を適用すると、クラッシュする問題が確認されたという。
同社では同プログラムの公開を中止したが、中止前にダウンロードしていた場合は、適用しないよう注意を呼びかけている。なお、問題のプログラムについては、「WSUS(Windows Server Update Services)」や「Windows Update」経由の配信は行っていないとしている。
今回、不具合が発生した「同2010」の32ビット版や「同2007」については、修正プログラムが用意されていない状況となっている。
(Security NEXT - 2017/07/03 )
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