Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

学内サーバや教育システムに不正アクセス、個人情報が流出 - 佐賀県

佐賀県において、同県の教育情報システムや県内中高校の学内ネットワークが不正アクセスを受け、生徒や保護者、教職員の個人情報、成績関連情報などが外部へ流出していたことがわかった。

有料放送の視聴制限を回避するプログラムを公開し、不正競争防止法違反容疑で逮捕された17歳の少年が、自宅のパソコンなどに盗み出したと見られる約21万件のファイルなどを保存していたことが判明したもの。

20160628_sa_001.jpg
被害を受けたサーバ、およびネットワーク(表:佐賀県)

同県によれば、2月15日に警視庁から不正アクセスに関して連絡があり、問題を把握。これまで捜査協力のため公表を控えていたという。警視庁などは、不正アクセス禁止法違反容疑で同少年を6月27日に再逮捕した。

押収されたパソコンに保存されていたデータに関し、同県教委が同じファイル名である約15万3000件のファイルや、少年が作成したファイル7件を調査しているが、県内4校が業務用サーバに保存していた約7000ファイルが含まれていることが判明。

(Security NEXT - 2016/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

テスト用アカウントに不正アクセス、スパム踏み台に - 出水市
埼玉県健康づくり事業団のX線読影システムがランサム被害 - 紙で対応
サポート詐欺でPC遠隔操作、情報流出は否定 - 京都教育大付属中
東大教員PCが標的型攻撃でマルウェア感染 - 対策ソフトは検知せず
学習支援アプリから国内外の個人情報が流出、設定不備で - カシオ
福岡市公園管理事務所がサポート詐欺被害 - サーバにもアクセス
教員メールアカウントが乗っ取り被害 - 奈良県
データセンターのサーバより情報流出の可能性 - 東邦化学工業
欧米当局、ランサム「Hive」を解体 - 捜査官が攻撃インフラに侵入
市立45校のサイト更新用アカウントが改ざん被害 - つくば市