教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性

Edv Futureは、同社教育支援サービス「Edv Path」が外部よりサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。ランサムウェアと見られる痕跡も確認されたという。

同社によれば、2025年12月2日未明に同サービスのデータベースや一部関連するシステムが第三者によって侵害されたもの。

攻撃を通じてデータの一部が消去された可能性があるほか、攻撃活動でランサムウェアを用いられた可能性を示す痕跡が見つかっており、データベース内の情報が外部に流出したおそれがあるという。

対象となるのは、利用者の氏名、性別、学校利用アカウント情報のほか、Edv Path回答データ、利用履歴に関するログ情報が含まれる。

同社では、警察へ通報するとともに個人情報保護委員会へ報告。外部協力のもと詳細について調査を進めている。あわせて攻撃経路の遮断やアクセス経路の制限、認証およびログ監視体制の強化、セキュリティ診断、バックアップの強化などを実施した。

復旧の初動対応は12月4日の時点で終えたとしており、システムについては平常どおり利用できる状態に回復している。利用者に対しては同社を装ったメールやメッセージなどに注意するよう呼びかけている。

（Security NEXT - 2025/12/17 ）ツイート