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2020年までにPCI DSSへ準拠、POSはICカード対応に

クレジット取引セキュリティ対策協議会は、クレジットカードの不正使用防止に向けたセキュリティ対策の実行計画を取りまとめた。

同協議会は、クレジット取引における国際水準のセキュリティ環境整備を目的に、2015年3月に発足。クレジットカード事業者や決済代行業者、加盟店、機器メーカー、有識者、セキュリティ事業者などで構成され、国際ブランドや経済産業省がオブザーバーとして参加している。

同協議会では2月23日に開催した会議において、クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けて、2020年までに取り組むべき実行計画を、カード会社や加盟店など役割に応じて取りまとめた。今後関係者へ計画に沿った目標達成を求めていく。

具体的には、 2018年3月末までにカード会社では「PCI DSS」へ準拠。EC加盟店では2018年3月末、対面加盟店においても2020年3月末までに、PCI DSSへの準拠か、あるいはカード情報の非保持化を求める。またPOSシステムにおけるICカードへの対応や、本人認証の導入など多層的な対策について提言に盛り込んだ。

(Security NEXT - 2016/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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