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DHCPが異常停止する脆弱性 - ほぼすべての環境に影響

「ISC DHCP」が異常停止するあらた脆弱性が判明した。Internet Systems Consortium(ISC)やセキュリティ機関などはアップデートを実施するよう注意を呼びかけている。

今回明らかとなった「CVE-2015-8605」は、IPv4環境において細工されたUDPパケットを処理するとサービスが異常停止する脆弱性。ISCによれば、ほぼすべてのDHCPサーバ、クライアント、リレーが影響を受けるとしている。

ユニキャストのパケットのみを処理する構成では影響を受けないが、そのような環境で利用するケースは少なく、構成によって脆弱性が回避できるか判断することは難しいという。

ISCでは脆弱性へ対処した「同4.1-ESV-R12-P1」「同4.3.3-P1」を公開。セキュリティ機関などとともに、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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