Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BerriAI LiteLLM」にSQLi脆弱性 - 認証情報漏洩のおそれ、悪用も

米当局は、LLMサービス向けプロキシである「BerriAI LiteLLM」の脆弱性が悪用されているとして注意喚起を行った。データベース内の情報が読み取られるおそれがある。

「LiteLLM」は、複数の大規模言語モデル(LLM)サービスを扱うプロキシ機能を提供するソフトウェア。米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間2026年5月8日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に「BerriAI LiteLLM」の脆弱性「CVE-2026-42208」を追加した。

「BerriAI LiteLLM」では、APIキーや認証情報の管理なども行うが、APIキーチェックに使用されるデータベースクエリの処理にSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2026-42208」が存在。データベースのデータを読み取ったり、改ざんすることが可能で、管理する認証情報にアクセスされるおそれがある。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「9.3」と評価、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、2026年4月19日にリリースした「同1.83.7」にて同脆弱性を修正した。米行政機関では指定期間内に対応する必要があり、対応期限は現地時間2026年5月11日とされている。脆弱性については広く悪用されるおそれがあり、利用者は注意が必要となる。

(Security NEXT - 2026/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Adobe、7件のセキュリティアドバイザリを公開
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートが公開
「ServiceNow AI Platform」にSQLiなど複数脆弱性 - 修正版を提供
MSP向け管理ツール「ManageEngine OpManager MSP」に深刻な脆弱性 - 8月に修正済み
米CISA、「Adobe Commerce」「WSO2」の脆弱性悪用を警告
ウェブサーバ「nginx」の「HTTP/3」モジュールに脆弱性
「Apache Tomcat」のアップデートで脆弱性12件を解消
「NVIDIA Infrastructure Controller」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
「Chrome 154」公開、108件のセキュリティ修正 - 「クリティカル」が11件
「GitLab」がセキュリティアップデートを公開 - 深刻な脆弱性にも対処