MS、「POODLE」は大きなリスクではない - 攻撃も未確認
暗号通信プロトコル「SSL 3.0」に、中間者攻撃が可能となる通称「POODLE」と呼ばれる脆弱性「CVE-2014-3566」が判明した問題で、日本マイクロソフトはセキュリティアドバイザリを発表した。
同社は今回の脆弱性について、サポート中のすべてのWindowsが影響を受けると説明。調査を進めており、必要な対策を講じる方針だという。
また回避策として、クライアント、サーバいずれも「TLS 1.0」「同1.1」「同1.2」を利用し、「SSL 3.0」を無効化する対策を呼びかけている。
脆弱性の影響に関しては、プロトコル自体の脆弱性であり、同社に限らず業界全体で取り組むべき問題とする一方、現時点で脆弱性の悪用は確認されていないと指摘。
攻撃のシナリオに関して、「利用者にとって大きなリスクとは考えられない」とし、すぐに安全が大きく損なわれる問題ではないとの見方を示している。
(Security NEXT - 2014/10/16 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性