政府年次計画「サイバーセキュリティ2014」の意見募集を開始
政府の情報セキュリティ政策会議は、情報セキュリティ政策の年次計画にあたる「サイバーセキュリティ2014」のパブリックコメント案を取りまとめ、意見募集を開始した。
「サイバーセキュリティ2014」は、「サイバーセキュリティ立国」を実現することを目標とした国家戦略である「サイバーセキュリティ戦略」の年次計画。「サイバーセキュリティ2013」に続く2期目として各府省庁が2014年度に実施する具体的な取り組みについて示した。
具体的には、サイバー攻撃に対する防御力や回復力などを備えた「強靱さ」をはじめ、活力があり、世界をリードするサイバー空間の構築を目標として掲げている。
計画のなかには、「特定秘密」や「特別管理秘密」「機密性の高い情報」「社会保障・税番号制度」などの関連システムにおけるセキュリティ対策を推進。サイバー攻撃対策の体制づくりや、政府の業務継続能力の強化を進めるほか、国際的なセキュリティカンファレンスへの参加による情報収集についても言及した。
カウンターインテリジェンスに関する情報集約のほか、防護基盤の強化、サイバー攻撃対策、日本版NCFTAの創設検討、重要インフラの安全確保を実施。サイバー空間の防衛として情報収集や監視、分析、攻撃への対処などへの研究、国家レベルのサイバー攻撃への対応強化なども盛り込んだ。
さらに人材の育成や活用、採用時におけるセキュリティ関連素養の確認のほか、教育、意識啓発の推進など行うほか、産業活性化や国際連携などの強化も目指す。
同案に対する意見は、e-Govの入力フォームやメール、ファックス、郵送で受け付ける。締め切りは6月9日。
(Security NEXT - 2014/05/20 )
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