Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人向けKDriveに盗聴のおそれ - 脆弱性を修正したアップデートが公開

キングソフトが提供するクラウド型ストレージサービス「KDrive」で利用するコンシューマー向けのクライアントソフトに脆弱性「CVE-2013-5999」が含まれていることがわかった。

脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、「KDrive個人版 PCクライアントソフト」にSSLサーバ証明書の検証処理に不備が存在し、中間者攻撃により通信内容が盗聴されるおそれがあるという。

脆弱性の影響を受けるのは、「同1.21.0.1878」および以前のバージョンで、「KDrive for Business」は含まれない。同社では、脆弱性を修正した最新版を公開している。

今回の脆弱性は、ネットエージェントの山野泰章氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

なお、「KDrive」は、無料版が2014年2月28日、有料版が同年8月29日にサービスを終了することが決定している。

(Security NEXT - 2013/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性