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インターポールとNECが提携 - デジタル犯罪捜査支援センターにシステムと要員を提供

国際刑事警察機構(インターポール)とNECは、サイバーセキュリティ対策で提携したと発表した。

今回の提携は、190カ国が加盟するインターポールの国際的なネットワークとNECのセキュリティソリューションを活用して、サイバー犯罪を調査、分析し、国際レベルでのセキュリティ強化を目指すもので、期間は3年間を予定している。

インターポールでは、2014年にサイバー犯罪に関する研究や捜査員のトレーニング、捜査支援活動を行う施設(The INTERPOL Global Complex for Innovation)をシンガポールに設立する予定で、NECは、同施設内の「インターポール・デジタル犯罪捜査支援センター」にシステムと要員を提供する。

同センターでは、サイバーセキュリティに関する脅威情報を調査分析してサイバーセキュリティ対策技術の開発に取り組み、インターポール加盟国へ提供する。

またNECでは、パートナーであるラックやサイバーディフェンス研究所(CDI)、フォティーンフォティ技術研究所(FFRI)と同センターへ約760万ユーロ相当の製品やソリューションを提供し、サポート要員を派遣する。

(Security NEXT - 2012/12/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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