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「Spring AI」にRCEやSSRFなど4件の脆弱性 - クリティカルも

「Spring」向けに大規模言語モデル(LLM)との連携機能を提供する「Spring AI」に複数の脆弱性が明らかとなった。「クリティカル」とされる深刻な脆弱性も判明しており、アップデートが提供されている。

開発グループは現地時間2026年3月26日、セキュリティアドバイザリ4件を公開した。なかでもSpELインジェクションの脆弱性「CVE-2026-22738」については影響が大きい。ユーザー入力をフィルタ式のキーとして使用した場合、任意のコードが実行されるおそれがある。

「SimpleVectorStore」を使用している場合にのみ影響を受けるが、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と高く、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

他脆弱性については重要度を2番目に高い「高(High)」とした。「CVE-2026-22742」は、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性。「BedrockProxyChatModel」においてユーザーが指定したURLを検証せず取得し、内部ネットワークへのアクセスを誘発するおそれがある。

さらにCypherインジェクションの脆弱性「CVE-2026-22743」や「RediSearch」のTAGフィルタ値をエスケープせずに処理する「CVE-2026-22744」が確認された。CVSS基本値は、「CVE-2026-22742」が「8.6」、「CVE-2026-22744」「CVE-2026-22743」についても「7.5」と評価されている。

これら脆弱性へ対処した「Spring AI 1.1.4」「同1.0.5」が提供されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2026/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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