SAP、10月の定例パッチを公開 - 複数のクリティカル脆弱性
SAPは現地時間2025年10月14日、セキュリティアドバイザリ17件を公開した。「クリティカル」とされる脆弱性も複数含まれる。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、17件を公開したもの。新規に公開されたアドバイザリは13件だった。
なかでも3件のアドバイザリについては重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
具体的には、「SAP NetWeaver AS Java」において信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2025-42944」が明らかとなった。
さらに「SAP Print Service」に存在するディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2025-42937」や、「SAP Supplier Relationship Management」で無制限にファイルのアップロードが可能となる「CVE-2025-42910」が判明している。
(Security NEXT - 2025/10/15 )
ツイート
PR
関連記事
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Elastic Cloud Enterprise」に深刻な脆弱性 - アップデートやIoCを公開
バッファロー製NAS用ユーティリティに権限昇格の脆弱性
「7-Zip」のzipファイル処理に脆弱性 - 7月公開の新版で修正済み
認証フレームワーク「Better Auth」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開