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業務用USBメモリが所在不明、患者情報含む可能性 - 虎の門病院

虎の門病院は、業務で使用していたUSBメモリが、所在不明となっていることを明らかにした。患者の個人情報が保存されている可能性があるという。

同院によれば、検査業務の委託先であるエスアールエルより再委託を受けていたメディスケットの従業員が作業していた際に利用していた業務用USBメモリが所在不明となっているもの。2025年8月1日に判明した。

同USBメモリの内部には同院で検査を受けた患者170人分のカタカナ氏名、検査項目、検査結果などが記録されている可能性がある。

同院ではUSBメモリを用いて情報の受け渡しを行った際、毎回初期化する運用としており、作業を行った関係者も初期化したと記憶しているが、ログなどによって初期化の状況を確認できず、データが残存している可能性もあるという。

問題の判明を受けて、同院では対象となる患者と書面を通じて連絡を取っている。また個人情報保護委員会へ報告を行った。

今回の問題を受けて、委託先における情報管理体制を再確認するとともに、研修を実施し、ルールの周知や遵守、使用記録の徹底など進め、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2025/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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