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IT資産管理ツール「SS1」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートを

ディー・オー・エスが提供するIT資産管理ソフトウェア「System support best1(SS1)」に複数の脆弱性が判明した。アップデートが呼びかけられている。

パソコンやサーバなどの管理製品である「SS1」やクラウド版である「SS1クラウド」に、あわせて8件の脆弱性が報告されたもの。深刻な脆弱性も含まれる。

具体的には、アップロードするファイルの検証が不十分で、任意のファイルをアップロードされ、「SYSTEM権限」で任意のOSコマンドを実行される「CVE-2025-53970」「CVE-2025-54762」が明らかとなった。

さらにパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-58072」や、ハードコードされたパスワードを使用する「CVE-2025-58081」、強度が不十分な暗号を用いている「CVE-2025-46409」なども確認された。

なかでもリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-53970」「CVE-2025-54762」については、いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」においてベーススコアが「9.3」、「CVSSv3.0」では「9.8」と評価されている。

(Security NEXT - 2025/08/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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