「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
GitLabは現地時間2025年10月8日、同社開発プラットフォームのセキュリティアップデートをリリースした。
「GitLab Community Edition(CE)」および「Enterprise Edition(EE)」における複数の脆弱性へ対応し、「同18.4.2」「同18.3.4」「同18.2.8」をリリースしたもの。同社は速やかなアップデートを推奨している。
今回のアップデートでは、4件の脆弱性に対応した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかった。重要度が上から2番目の「高(High)」とされる脆弱性2件へ対応している。
具体的には、読み取り専用の特定APIトークンへアクセス可能な場合に、脆弱なレコードに対して不正な書き込み操作を実行できる「GraphQL」の脆弱性「CVE-2025-11340」に対処した。あわせて細工した「GraphQLクエリ」によりサービス拒否が生じる「CVE-2025-10004」を解消している。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2025-11340」が「7.7」、「CVE-2025-10004」が「7.5」と評価されている。
のこる2件の脆弱性については、重要度が1段階低い「中(Medium)」とレーティング。プロジェクトメンバーでないユーザーが機密変数を閲覧できる認可欠如の脆弱性「CVE-2025-9825」やサービス拒否の脆弱性「CVE-2025-2934」を修正した。
(Security NEXT - 2025/10/10 )
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