Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Kibana」に複数のXSS脆弱性 - 「CrowdStrike」との連携ツールにも

Elasticが提供するデータ可視化ツール「Kibana」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正が実施されている。

現地時間2025年10月6日にセキュリティアドバイザリを公開し、あわせて3件の脆弱性「CVE-2025-25009」「CVE-2025-25017」「CVE-2025-25018」について明らかにした。いずれもクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性としている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2025-25009」「CVE-2025-25018」が「8.7」、「CVE-2025-25017」が「8.2」と評価されており、重要度はいずれも「高(High)」とレーティングされている。

またこれら3件の脆弱性にくわえて、「Kibana」に含まれる「CrowdStrike Connector」において認証情報が漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2025-37728」についても明らかにした。CVSS基本値は「5.4」、重要度は「中(Medium)」とレーティングされている。

脆弱性によって修正バージョンは異なるが、いずれも最新版となる「Kibana 9.1.5」「同9.0.8」「同8.19.5」「同8.18.8」にて解消されている。

また一部環境に関しては関連機能を無効化する緩和策などもアナウンスされている。

(Security NEXT - 2025/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にアップデート - 脆弱性4件を解消
米当局、「Grafana」の既知脆弱性に対する攻撃に注意喚起
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto
CrowdStrikeのWindows向け「Falconセンサー」に複数脆弱性
「Flowise」のRCE脆弱性 - 旧版に影響と説明
「Tenable Security Center」に脆弱性 - 権限外の操作が可能に
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正