フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
さらに1万件以上の報告があった「VISA」「松井証券」「Amazon」の7ブランドで全体の約58.3%にのぼる。1000件以上の報告があったブランドは前月より8件多い35件となり、合計すると全体の約94.4%を占めている。
同協議会の調査用メールアドレスに着信したフィッシングメールのうち、送信元に正規のドメインを偽装したいわゆる「なりすましメール」は約32.2%で、前月の約38.7%から6.5ポイント減少した。
なりすましメールの内訳を見ると、送信ドメイン認証技術「DMARC」により受信の拒否や隔離が可能だったのは約46.9%。のこる約53.1%については、「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」が未設定だった。
一方、調査用メールアドレスへ着信した約67.8%のフィッシングメールは、独自ドメイン名を用いて送信されていた。このうち約32.9%は「DMARC」に対応しており、認証成功している。
逆引き設定されていないIPアドレスからの送信は約87.7%だった。前月から減少したが、多い状況が続いている。
(Security NEXT - 2025/08/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
フィッシング報告、過去最多の水準続く - 4分の1が証券関係
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)