Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性

一方、「CVE-2025-23317」は細工したHTTPリクエストによりリバースシェルの起動が可能となる脆弱性。外部より不正な操作が行われるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると「CVE-2025-23310」「CVE-2025-23311」がともに「9.8」と評価されており、「CVE-2025-23317」が「9.1」と続いている。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、「NVIDIA Triton Inference Server 25.05」以降で修正が行われており、「同25.07」ではすべての脆弱性が解消された。

また同製品を利用する場合は「Secure Deployment Considerations Guide」に従うよう求めており、ログ記録や共有メモリ上で稼働するAPIについては認可されたユーザーのみに制限するよう呼びかけている。

今回修正が実施された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2025-23310
CVE-2025-23311
CVE-2025-23317
CVE-2025-23318
CVE-2025-23319
CVE-2025-23320
CVE-2025-23321
CVE-2025-23322
CVE-2025-23323
CVE-2025-23324
CVE-2025-23325
CVE-2025-23326
CVE-2025-23327
CVE-2025-23331
CVE-2025-23333
CVE-2025-23334
CVE-2025-23335

(Security NEXT - 2025/08/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
8月の定例パッチ公開は日本時間8月13日 - 「盆休み」直撃
Zscalerの「SAML認証」に脆弱性 - 影響など詳細不明
D-Link製監視カメラなどの脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Chrome 139」が公開、12件のセキュリティ修正 - 重要度「中低」のみ
Adobeのフォーム管理製品に脆弱性、実証コードも - 緊急パッチ公開
「LiquidFiles」に脆弱性 - FTP経由で権限取得のおそれ