Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調

ReliaQuestは、「ウェブセッション」が乗っ取られ、多要素認証のバイパスが行われた可能性があると説明。さらに複数IPにわたるセッションの再利用、「LDAP」のクエリなど「Active Directory」を偵察していると見られる活動、複数のドメインコントローラーに対する接続など、悪用の兆候が観測されていると述べた。

また今回判明した「Citrix Bleed 2」では、APIなど、より広範な認証フレームワークで使用される「セッショントークン」が取得されるおそれがあると指摘。

「セッションCookie」が漏洩する「Citrix Bleed」と比較すると、侵害された場合、より長期間にわたるアクセスを獲得されるおそれがあると警鐘を鳴らしている。

なお、「NetScaler ADC」「NetScaler Gateway」に関しては、脆弱性「CVE-2025-6543」がゼロデイ攻撃に悪用されていたことが判明しており、あわせて注意が必要となる。

(Security NEXT - 2025/07/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因