Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「YAML-LibYAML」に深刻な脆弱性、任意ファイルの上書きにつながるおそれ

「YAML」フォーマットの処理を行うPerl向けライブラリ「YAML-LibYAML」に脆弱性が明らかとなった。リモートよりファイルを書き換えられるおそれがある。

脆弱性「CVE-2025-40908」が確認されたもので、一部関数における引数形式に問題があり、モジュールを利用するスクリプト内において既存のファイルを意図せず上書きするおそれがある。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と分類している。

現地時間2025年2月5日にリリースされた「YAML-LibYAML 0.903.0」で脆弱性は修正されており、同バージョン以降を利用するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も