バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、バックアップストレージ向けソフトウェア製品「HPE StoreOnce」に複数の脆弱性が確認されたことを明らかにした。深刻な脆弱性も含まれており、アップデートを呼びかけている。
現地時間2025年6月2日にセキュリティアドバイザリを公開したもので、CVEベースで8件の脆弱性について明らかにした。
認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2025-37093」をはじめ、リモートからコードを実行されるおそれのある脆弱性や情報漏洩の脆弱性、ディレクトリトラバーサル、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)などが含まれる。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアに関しては、8件中もっとも高い「CVE-2025-37093」が「9.8」と評価されている。
「CVE-2025-37089」「CVE-2025-37091」「CVE-2025-37092」「CVE-2025-37096」が「7.2」で続く。他脆弱性については「5.5」から「4.9」のレンジで評価されている。
同社は、利用者に対して脆弱性を解消した「StoreOnce Software 4.3.11」以降へアップデートするよう推奨した。今回のアップデートで修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-37089
CVE-2025-37090
CVE-2025-37091
CVE-2025-37092
CVE-2025-37093
CVE-2025-37094
CVE-2025-37095
CVE-2025-37096
(Security NEXT - 2025/06/03 )
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