SonicWall「SMA100」シリーズに脆弱性 - 初期化やファイル書き込みのおそれ
SonicWallが提供するリモートアクセス製品「SMA100」シリーズであらたな脆弱性が複数判明した。これら脆弱性を修正するアップデートが提供されている。
現地時間2025年5月7日にセキュリティアドバイザリを公開し、アプライアンスが提供する「SSL VPN」の利用者により悪用が可能となる脆弱性について明らかにしたもの。
同社はアドバイザリの重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングした。「SMA 410」「同400」「同210」「同200」および仮想アプライアンス版である「同500v」が対象となる。「SMA1000」シリーズについては影響を受けない。
具体的には、任意のファイルを削除し、工場出荷時の状態に戻されるおそれがある「CVE-2025-32819」や、任意のディレクトリへ書き込みが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-32820」が判明した。
さらに管理者権限が必要となるが、ファイルのアップロードが可能となるリモートコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-32821」が確認されている。
(Security NEXT - 2025/05/08 )
ツイート
PR
関連記事
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起

