Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起

米当局は、脆弱性4件の悪用が確認されているとして、各製品の利用者に対し、注意を呼びかけている。

現地時間2025年4月28日、29日に米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へあわせて4件の脆弱性を追加したもの。

米国内の行政機関に対して指定した期間内に対策を講じるよう促すとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

具体的に見ると、4月28日に3件の脆弱性を追加。そのひとつは、クオリティアのメールソリューション「Active! Mail」に判明した「CVE-2025-42599」だった。

少なくとも2024年8月より悪用されており、同社は悪用状況の調査方法について確認を進めている。JPCERTコーディネーションセンターなども利用者へ注意を喚起し、ログの保全などを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性